■ラム肉肩ロースブロックの炭火焼きレシピ

　甘タレで食べるジンギスカンで有名な羊肉。臭みの少ない若い羊のラム肉。その肩ロース肉は背中でも首に近くサシの入りやすい柔らかい部分。カロリーが少なく体を温めてくれるラム肉をブロックで焼き上げて、ジューシーな味わいを堪能しよう。

　羊肉はとても柔らかく消化が良いし、胃腸を温めてくれるので下痢や腹痛でお悩みの方は積極的に食べて欲しい。また羊肉の脂肪分は他の食肉に比べて44度と融点が高い。つまり体に入っても体温より高いため体に吸収されにくいのだ。そう、ラム肉レシピはダイエットレシピにぴったり。

　ブロックで購入して大きな塊で焼くのは、肉汁を中に閉じ込めるため。遠火の強火が可能な七輪ならば、じっくり焼き上げることで中まで充分加熱でき、とても柔らかい焼き上がりが楽しめる。

■ラム肉肩ロースブロックの炭火焼きレシピの調理方法（焼き方）■

1. ラム肉のブロックを200グラムを目安の塊に切り分ける。横に並べて上の写真のように金串を2本打つ。真ん中で交差するようにクロス型に打つと羊肉がすべったり転がったりしにくい。
2. 七輪の火力はまず強火。しっかりと塩胡椒を振った塊肉を強火で焼き固める。肉汁を閉じ込めるのだ。
3. 全体が焼きあがったら炭の量を減らし、七輪に残った炭も片側に寄せておく。こうすると脂が落ちても燃えにくく、ラム肉が煙くさくならない。空いたスペース寄りで時々肉をひっくり返しじっくりと焼く。
4. 別の金串を刺して5秒ほど、金串を抜いて温度を確かめる。肉の中心がじんわり熱ければ出来上がり。焼きすぎると固くなるので注意。

　さあ、金串を焼きあがったラム肉から抜いたら大胆に塊ごとお皿に取り分ける。各自ナイフで好きな大きさに切り分けて頬張るのが楽しい。

　しっかり火の通った周りの部分はかりっとしている。その外側に守られてじっくりと加熱されたラム肉はまるでローストビーフのようにうすいピンクと溢れる肉汁。好みでマスタードをどうぞ。