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■潮干狩りあさりの炭火焼きレシピ

　潮干狩りで獲った大漁あさり。砂抜きをしたあさりは出汁がでるから簡単レシピが勢揃い。あさりの酒蒸しにワイン蒸し、あさりの味噌汁、アサリでボンゴレパスタ。でもあさりだって本当は自分だけで勝負したい。砂抜きしつつ、大きめのあさりを拾い出し、七輪で炭火焼きにしてみよう。

　大量の砂を吐き出すあさりの砂抜きは結構面倒なので、潮干狩りが終わったら岩場の海岸へ移動して、網にいれたアサリを岩場の海水に漬けておく。一時間ほども放置しておくとかなりの砂を吐き出してくれるので、あとの砂抜き処理が楽なのだ。

　気をつけなくちゃ行けないのは、あさりの潮干狩りは潮がぐぐっと引いた干潮時間に掘り出す。終わって岩場の海岸に移動すると今度はものすごい勢いで上げ潮となる。ちょっと放っておくとあさりの入った網が深く沈みとれなくなるので、ロープをつけておく。またタコはあさりが大好物。気をつけないと網ごとぐいぐい引っ張って持っていかれるので、これまた注意。

　海水をさらに持ち帰り、カゴとケースがセットになった食器の洗い物入れにあさりを重ならないようにして並べて、あさりがすれすれに海水に漬かる程度に満たす。半日もすれば完璧な砂抜きだ。

■潮干狩りあさりの炭火焼きレシピの調理方法（作り方）■

1. 七輪の火はがんがんの強火。あさりをがっとつかんで網の上にざらざらとのせる。
2. あさりはすぐにぱっくりと開くので、あさりの大事なツユが流れない方に開いたフタを上にしおう。
3. 下の写真のように、あさりの身と殻の間がふつふつと沸いたら食べごろ。火傷しないように、でもアツアツをぺろりと頂く。

　焼き過ぎてはいけない。あさりを殻ごと持ってちょっとだけふうふうと冷まし、ちゅっと身を吸い込む。あさりのお吸い物の何倍も濃い旨さが口いっぱいに広がるのだ。