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■メトイカ（小イカ）の丸焼きレシピ

　お祭りのイカ焼きの醤油の焦げた匂いはとても魅力的。でもイカワタはどこに行ってしまったのだ！と思う。ワタごと焼いてすぐに食べられるイカがある。その名もメトイカ。もしくはジンドウイカ。体長10cm強の小ぶりのイカで身がとても柔らかい。内臓を抜いた丸ごとの小イカを姿握りにして出す寿司屋もある。

　イカは好きでもイカのさばき方が分からないという人も多い。慣れないうちはイカの皮をむくのもちょっと苦労する。イカ墨もイカワタもまとめて焼くことができる超簡単イカ料理があるのだ。その名もメトイカのぽんぽん焼き。

■メトイカ（小イカ）の丸焼きレシピの調理方法（焼き方）■

1. 関東では1〜5月が旬のメトイカ。スーパーで見つけたら透明感のあるメトイカを買おう。1パック300円ほどで7〜8匹は入っている。刺身用ならなおよし。
2. 身近にきれいな海があれば海水をすくっておき、焼く寸前に海水にメトイカを漬けておくこと10分。「朝獲れ」など鮮度の良いものならそのままでも良い。
3. 七輪を強火にして表裏を一気に焼き上げる。まずはそのまま頂こう。

　丸ごと焼くので海水がイカの胴体にまだ含まれている。程よい塩味になっていて身も柔らかいが、塩味も口にさわらずほんのりと効いている。

　小ぶりなので外側の皮が柔らかい。内側の胴回りの肉やエンペラも薄くてとても柔らかいのだ。ワタごと食べるからイカ墨入りのコクのあるこってり感も楽しめる。何しろイカのさばき方やら気にせずそのまま焼くだけなのだから、バーベキュー料理の最初のオードブル代わりにぴったり。