日本伝統調理器具、七輪を使ったアウトドアBBQレシピ。
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■七輪の構造と炎を自在に操る方法。

 BBQ初心者の方にも、バーベキューコンロを愛用しているあなたにも。イラスト画像付きで七輪の構造と使い方を紹介。キャンプや花見のアウトドアクッキングで燃費の良いエコな七輪を試してみませんか。

 

■■七輪の種類

 七輪とは珪藻土を原料に作られた火鉢のこと。日本人にとって最も古くから愛されている調理火器で、干物と抜群の相性。いまでも伊豆の海岸あたりを走っていると多く見かける干物の土産屋では、七輪で焼いたアジやサバを試食させてくれるのだ。これが本当に旨い。

 では珪藻土って何?珪藻土とは藻類のプランクトンが死んで海底に堆積して固まった土。その塊を切り出して七輪の形に削り出すと「切り出し七輪」。珪藻土を切り出して成型したものを「練り製七輪」と呼ぶ。

 完全に手工業で作られる切り出し七輪はもちろんそれなりの値段。それでも丁寧に扱えば何年もの使用に耐える丈夫な七輪だ。

 とりあえず試してみたいなら近くのホームセンターで探してみよう。安価な練り製の七輪が1〜2種類売っている。壊れやすいので店頭でヒビが入っているのを見かけたこともある。全体を見回して、底も確認してから購入しよう。

 形は丸いものから長方形のものまで揃っている。食材に合わせて選べば良いがアウトドアで野外料理に使うには何かと丸いタイプが良い。色んな調理に応用できるのだ。

 

■■七輪の構造

七輪 焼き方 イラスト 画像 七輪は右の断面図のような構造をしている。上部に向かって緩やかに開いた円筒だ。下には数センチの送風口がある。送風口には金属の扉があり、開け閉めすることで火力が調整できる。

 炭をのせるための火皿が中ほどでとまるようにできている。送風口から入る風を火に充分に送り込むためであり、また七輪の底が熱くなりすぎない。

  

 火をつける手順は

  1. 火皿をセット
  2. 1〜2個の炭を置き、着火剤をのせる。
  3. 着火剤に点火したら数個の炭を重ねる。

 このときに炭に充分な隙間をつくることがコツだ。送風口から入った酸素が充分に行き渡り、重なり合った炭が煌々と燃え上がるまで20分もかからない。そう、七輪はそのものがファイヤースターターの役目を果たすのだ。

 

■■火力の調整

 七輪がバーベキューコンロよりも優れている点はその火力調整にある。炎を自在に操って様々なアウトドアクッキングに挑戦しよう。

七輪 使い方 画像弱火

魚の干物やはんぺんなどを焼くときに。 送風口を閉める。炭の量は七輪の中ほどまで。

中火

鍋物や厚みのある肉をじっくり焼くときに。 炭は七輪にたっぷりと。送風口は若干開けておく。開け閉めして調整してもよい。

強火

焼肉にはこれだ!一気にカルビなどのうまみを閉じ込めて肉汁たっぷりに焼き上げる。送風口はフル開放。

 さらにダッチオーブンをのせて使ったり、湯を沸かすときは送風口を風上に向けて充分な酸素を取り込む。団扇で上や送風口から空気を送り込めば、温度は1000℃近くにまで上がる。

 物が燃える三大要素。燃えるものと温度と酸素。その酸素の量で火力を調整する。上のイラスト画像のように炭が細かくなり、灰や炭の燃えカスが火皿や七輪底部にたまると火力は一気に落ちる。一度炭と火皿をトングで取り出し、七輪をひっくり返してきれいにする。

 温度が充分なので、残った熾火にあらたに炭を加えればすぐに火力は復活する。

 

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